(カラーIDカード発行システム)の概要




ごあいさつ    本システムの概要    システムの特長    画像の取込み方法     Q&A





ごあいさつ
 今、世はまさにカード時代です。
銀行、郵便局、デパート、ガソリンスタンド、等々枚挙にいとまがありません。
そして、この便利なカードがさらに発展し、IC CARDが浮上しつつあります。
 当社は日本一のカードエンボッサーメーカーとしての実績を有していますが、これからのカードはパソコンによる写真入りカードが主流になることを予測、システム機器を開発してまいりました。 新聞、テレビ等で報道されているように、多発するカード偽造等のトラブルを防止するには本人の顔写真を入れることが重要な一つの方法です。そして磁気カードは偽造が比較的容易であるがICカードは非常に困難です。顔写真入りICカードが普及していくことによってこれらのトラブルは大いに解消されるでしょう。
 ただし、これらの写真入りカードシステムは従来、非常に高価でした。開発された当時は1セット2,000万円を超えるものでした。
しかし、当社のシステムは小型・軽量・低価格と三拍子揃ったシステムです。
そして、ICカード以外の従来のカードも、このフルカラーカードプリンターで簡単に発行できます。すなわち病院の診察券、社員証、会員証、通行証、学生証等々です。
 これらの多様なカードを手軽に、美しく、小ロットでも安価に発行していただくための努力の結晶が、この「MS フォトカードプリントシステム」です。
どうぞ、カード発行の具体化のご検討をお願い申し上げます。

有限会社 字研社      
代表取締役    境 二郎
カードシステム部 岩崎信次







【本システムの概要】

MSフォトカードプリントシステムは文字データ顔写真等パソコンで編集し、プラスティックカードに昇華型熱転写プリンターで、カラーIDカードをプリントするシステムです。

 ○ 基本システム

      
パソコン 画像取りこみ カメラ/スキャナ等
 
カードプリンタ ID_CARD出力
周辺機器
 IC_CARD R/W



【システムの特徴】

 IDカードは「デザイン画面」と「データ処理画面」の二つの画面で構成されています。
 ○ デザイン画面ではカードの基本デザインを行い、可変データである
   個人のコード番号、氏名、および顔写真等のデータベースの各項目
   にリンク、または読み込みを指定します。(図1参照)
 ○ データ処理画面(図2)ではデータの入力、データベースデータとの
   リンクまたは読み込みを実行し、カードのプリントを行います。

図1(デザイン画面)



図2(データ処理画面)




【画像の取り込み方法】
 顔写真の取り込みはTwainDriver対応型となっているため、ビデオカメラ、
 デジタルカメラおよびカラースキャナー等で直接撮影、または紙焼き写真等
 から簡単に取り込みが可能です。

【大量発行について】
 文字データと写真データを個人別に大量一括の読み込み処理が可能です。
 そのため、デジタルカメラ等で取り込んだデータの処理位置を微調整
 する程度でカードのプリントを開始できます。

【受託カード発行について】
 プリントシステム導入時に、ユーザが処理しきれない量があるとき、
 ご要望があれば当社が受託作成いたします。

【機器構成】

機器名 備  考




パソコン:DOS/V
     Windows95、98又はMe搭載
・PENTIUMU/330MHZ、RAM128MB以上推奨
・ハードディスク空き容量500MB以上推奨
・SCSIまたはUSB付き
ソフト :カード作成ソフト
     MSAccess97
バーコード・磁気カード:JISUカナ・漢字オプション
            ISO 3トラック
昇華型カードプリンタ ・通常はPVCカード片面用印刷機
・両面同時印刷の必要ある時は両面型を選択
・ICカード等、表面に凹凸ある場合は再転写式を採用
画像取込み機器(下記より選択)
 ●カラースキャナ
 ●デジタルカメラ
 ●ビデオカメラ

画像処理のため、下記の内最低一種類は必要
 A4平面型  :PC接続ソフト付き(Twain対応)
 35万画素以上:PC接続ソフト付き(Twain対応)
 イメージキャプチャーボードが必要
  紙焼写真より人物の顔写真を取り込む場合
  接写機能のあるものを推奨


昇華型カラーリボン(3BP) YMC+レジンブラック+オーバーレイ(250枚印刷/1巻)
プラスティックカード 白無地カード(1箱500枚入り)
白無地磁気カード(1箱500枚入り)
ICカードオプション
その他:システムの組込み設置等、別途諸費用が発生する場合もあります。


※価格・機器構成等につきましてのご質問、お問い合わせは こちら へ


※その他参考留意事項
 ○ パソコンの機種について
   ・DOS/V機 OS/Windows95、98(NTは未対応です)
   ・ハードディスクは画像処理の場合、大容量を必要とします。
   ・カード作成ソフトはデータベースとしてMicrosoft社の
    ライセンスによって作成されております。
    そのため、MS Accessが必要です。
    ただしMS Accessは後からインストールされても差し支え
    ありません。
 ○ 画像取り込みの方法
   ・ビデオカメラ、イメージスキャナ、デジタルカメラ等によって
    行います。
   ・カラースキャナだけ、またはデジタルカメラだけでも可能です。
   ・メーカーの優劣は大差ありません。
   ・デジタルカメラは多種多様、現行のものは殆ど使用可能です。
    (パソコンとの接続ツールは必要です)
   ・41万画素以上のものをご利用ください。
 ○ 上記参考事例のカメラ・キャプチャーボードについて
   ・紙焼き写真等からの接写及びネガ・ポジフィルム等からの画像
    取込みに適しています。
   ・写真取込み時にカラー調整等が可能です。 
 ○ プリンタについて
   ・機種は大別して次の3種類あります。
    @ 片面印刷式
    A 両面印刷式
    B 再転写式
    これらにはそれぞれ、磁気エンコーダまたはICCARDライターを内臓
    しているタイプがあります。

   ・プリンタ選択の基準
    @ 磁気エンコーディングする必要があるか
    A 発行するカードは磁気テープが表面か? 裏面か?
      磁気テープが表面にある場合は両面印刷タイプを選択します。
    B 磁気テープがなくても両面同時に印刷する場合は当然両面印刷
      カードがICカードで非接触式でコイル内蔵型なら再転写式を
      選択します。
 ○ カードのデザインについて 
   ・基本的なデザインはあらかじめオフセット印刷しておきます。
   ・ごくわずかな印刷なら、全面的な印刷もよいでしょう。
   ・カードに印刷する部分は文字データ及び写真等の可変項目に
    絞ってください。






Q&A:『MSフォトカードプリントシステム』


Q:『MSフォトカードプリントシステム』とは、どんなシステムですか?

    このようなご質問に以下でお答えします。

A: これは、一言でいえば『写真入りカード作成システム』です。
   『安くなったデジタルカメラで写真を撮り、パソコンでカードを
   一人分づつ印刷する』だけのことです。

Q: 写真を撮るのはデジタルカメラだけですか?
A: いいえ!写真を撮る方法はいろいろあります。
   写真屋さんで撮った写真をカラースキャナーに入れてパソコンで取り込む方法もあります。
   また、ビデオカメラで撮ったテープからパソコンに取り込むことも出来ます。
   しかし、鮮明な写真入りカードを作るためには、デジタルカメラが適しています。

Q: パソコンはどんなパソコンを使うのですか?
A: Windows95、98などの市販パソコンです。

Q: プリンターはどんなプリンタですか?
A: 昇華型熱転写式プラスティックカードプリンタです。

Q: 昇華型熱転写式 というのはあまり聞いたことがないが・・・?
A: カラープリント方式には次のようにいろいろあります。
   @ インクジェットプリント方式
     カラーインクを紙に噴射して鮮明に印刷できます。
   A 溶融型インクリボンによるプリント方式
     インクリボンの色を熱で溶かして印刷する方式です。
   B そして、昇華型熱転写式プリント方式
     プリクラという写真が簡単に撮れる機械が代表的です。
     黄・赤・青・黒及び透明皮膜のオーバーレイフィルムによって構成されたインクリボンを
     熱で気化させて、カードに浸み込ませるプリント方式です。

Q: なぜ昇華型なの?
A: 色を気化させて浸み込ませるとムラがなく、1670万色がフルに利用できて本物の写真のように
   印刷できるから・・・です。

Q: インクジェット方式ではなぜ駄目なの?
A: インクはプラスティックには浸み込まず、印刷できないのです。
   この中のBがカードプリンタの使用される方式です。

Q: 大勢の人のカードを作るとき、一人分づつ作るのは大変面倒だと思うが?
A: 原則として各人のカードは一人づつ作ります。
   しかし、ワープロなどで作成した名簿があれば、それを利用できます。
   名簿の利用方法は概略次の通りです。
   @ ワープロの名簿を カンマ区切り に直します。
     カンマ区切りにする方法は、ワープロのソフトに保存方法の選択欄で選べます。

Q: カードは磁気カードに出来ますか?
A: もちろん磁気カードテープのあるカードを使用すればOK!
   磁気カードへのデータの書き込みも可能です。

Q: バーコードを使いたいが?
A: バーコードを印刷することも可能です。
   バーコードは一般に使用されている JAN13・CODE39・NW7が標準仕様となっています。

Q: カード作成のソフトは難しいのでは?
A: Windowsパソコンを使ったことがある人なら、1回の説明で使えます。
   Windows経験者なら説明書だけでもOK! です。
   ご心配な方には訪問し、ご指導いたします。

Q: システムはどのようなもので構成されているのですか?
A: このシステムは次のように構成されています。
   @ パソコン(DOS/Vパソコン、RAM64MB、ハードディスク500MB以上推奨)
   A デジタルカメラ・カラースキャナなどの内、一つ。
     両方あればベターです。
     いずれもパソコンとの接続機器、ソフトが必要。ただし、多くの機種は、付属品と
     して一緒に販売されています。
   B カラーカードプリンター
     作成するカードが磁気カードか、両面印刷のデザインか? でプリンターの機種が異なります。
     無難なのは PRO タイプ仕様です。
     どんなデザインにも対応しています。

以上が代表的なご質問事例です。
これ以外にもご質問があればご遠慮なくお電話ください。お答いたえします。

東京都八王子市中野上町1-5-22
有限会社 字 研 社
カードシステム部
TEL:0426-55-0521
FAX:0426-55-0527